Best friend
−裏切り−
今日は上履きはあった。
だけど、中には幼虫が2〜3匹入っていた。
でも私は昔から虫は苦手じゃなかったため、素手で幼虫を取り外の土の上に置いた。
そして、その上履きを履いた。
教室に向かってる時後ろで
「幼虫葵〜♪」
と言われたので振り返ってみたけど
誰が言ったのか分からなかった。
気にせず歩いているとまた、
「幼虫大好きあーおーいっ♪」
今度こそは!と思い振り返ってみたが
やはり誰か分からなかった。
そして歩き出した時、私は誰かとぶつかった。
「痛っー。どこ見て歩いて……うわ!葵じゃん…朝からテンション、、、、、、」
「すいませんでしたあ。以後気をつけまあす。」
朝からテンション下がるのはこっちなんですけど。
教室に入ってみると私の机は無かった。
「あれ、また来たんだ。机なら捨てたよ?ここから。」
と由美が指さすのは教室の窓。
まさか、と思い慌てて見てみると
下には私の机が倒れていた。
幸い教室はそんなに高くないので、派手に壊れている様子はなかった。
由美はなんて危険な人なんだろう。
もし下に人がいたら……
きっと私のせいにするんだろうな。
私は走って机を取りに行った。
教室ではみんなが笑っている。
私は10分ほどかけ、机を教室まで運んだ。
「嫌だー、戻ってきたの?別にいいんだよ?戻って来なくても。」
由美の一言でクラスのみんなは笑いだす。
でもそんなの気にならない。
そして元の場所に置いた。