Best friend
「葵!朝来たら葵の机が無かったらびっくりした…大丈夫?」
「うん!全然平気♪」
平気なんかじゃないのにね、、、
そして授業が終わり、帰ろうと靴箱に行くと
佐恵が私の靴に画鋲を入れていた。
最初は由美の靴に入れてるんだ
と言い聞かせた。
でも明らかに私の靴だった。
私はたまらず佐恵に話しかけた。
「佐恵……?何やってるの?」
「あ、これ?由美の靴に画鋲入れてるの!たまには仕返ししなきゃ。」
やっぱり、、良かったー。
「でも、、それ私の靴だよ?」
「嘘!?あ、ホントだぁ!!ごめん、葵…わざとじゃないの…」
「いいよ、わざとじゃないって分かってるから!」
私はなぜかまだ佐恵を疑っていた。
なぜなら不思議な点が1つあるから。
それは、、、私の靴には大きく
『中山葵』と書いてあるから。
この名前は靴がとこにいっても返ってくるように書いたもの。
こんなに大きく書いてあるんだから間違えるはずないんだけど…
「じゃあ帰ろっか♪」
「う、うん!」
「アイスでも食べてく?」
久しぶりの寄り道。
私は嬉しくなって大きく頷いた。
「じゃあー私チョコミント!葵は?」
「私もチョコミントで。」
数分後、私と佐恵が頼んだチョコミントのアイスが出てきた。
「ん〜おいしー!ここのアイス本当おいしい!ねっ?葵!!」
「うん!私もだいすき!」
私達はぺろっとアイスを平らげ店から出た。
「は〜おいしかったあ♪また来ようね!」
「うん!……あのさ、、さっきのことなんだけど…」
「何、、?」
私は思いきって聞くことにした。