Best friend
私はあれから毎日佐恵にメールして、電話して、家にも行った。
でも、佐恵は一度も答えてくれなかった。
例えば電話に出たとしても、佐恵のお母さんで、
「佐恵と話したい。」
と言っても、
「今寝てるから。」
と言われて切られる。
でも、今日は佐恵が出てくれた。
「あ、佐恵!やっと出てくれた…。」
「あ……葵。」
私はまず謝った。
「佐恵。ごめんね。佐恵のこと信じれなくて…佐恵は私のためにやってくれたのに…本当にごめん。」
「………」
佐恵はしばらく黙っていた。
「別に………」