Best friend
「学校に来なくなったのって…私のせいだよね…。ごめん…許してもらえないかもしれないけど……」
「葵のせいじゃない。」
え?佐恵…今私のせいじゃない。って言った?
じゃあなんで学校に来ないんだろう。
「そうなの?良かった……じゃあ何で来ないの……?」
「そんなの…葵に関係ないじゃん。言ったら助けてくれる?」
佐恵は泣きながらそう言った。
佐恵は助けが必要なの?
何があったの?
私は佐恵が泣いてる理由が分からなかった。
「私は聞くことしかできないけど…話したら少しだけど楽になるよ?」
「葵意味分かんないよ。聞くことしかできない?そんなの……当たり前じゃん。葵に何かできるわけないよ。」
「でも……話して?少しのアドバイスくらい………」
「アドバイス!?ふざけないで!いい子ぶらないでよ。」
「いい子ぶってなんか………」
プープープー。
佐恵は私が言い終わる前に電話を切った。