Best friend
「ごっこ?違うよ。私と葵は…友達!勘違いしないで。」
友達……
佐恵そう言った??
私はさっき嫌われたと思ってたから…
とても嬉しかった。
するとクラスでも目立たない存在の…確か……
池田ななちゃんがこう言った。
「由美ちゃん……私葵ちゃんのこと邪魔だなんて……思ったことないよ………。」
みんなびっくりした顔でななちゃんを見た。
「こいつ何いきなりw」
「だ、、だから…葵ちゃんは邪魔じゃない……!みんなも本当は邪魔なんて思ってないでしょ!?」
ななちゃんは泣きながら、クラスのみんなに訴えた。
でも、みんな黙ってうつむいている。
「ほら、みんな邪魔だってえ!」
「由美さー、今焦ったでしょ。みんなが邪魔じゃないって言ったら、自分の立場なくなるしね。」
そう言ったのは佐恵だった。
佐恵のすごい所は誰にでもはっきり言える所。
私なんかみんなに合わせてへらへら笑ってるだけ。
私も佐恵みたいに強くなれたら…
なんて何度も思った。