Best friend



息も自分でできないの?




神様。


佐恵をどうか、...どうか助けてください。





その代わりに私を苦しめてもかまいません。





佐恵のためなら....


私はどうなったっていい、佐恵が助かるなら。






「あ...お...い?」




「佐恵!?聞こえる?聞こえたら私の手握って?」





すると、とても弱い力だけどしっかり私の手を握った。







多少聞き取りずらいけど、ちゃんと聞けば佐恵が何を言ってるか
分かる。



「ご...めんね...一緒に...学校行けなくて....。大丈夫」




「私は全然平気。だって、こうやって佐恵に会えるんだもん!」





「そっか...良かった...葵がまたイジメられてたら、私が行かなきゃね。」





「佐恵...ありがとう。でも、私なら大丈夫だから!由美とも仲良くやれてるし。」






「そっか。本当に安心する。葵が笑ってると。」



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