トライアングル〜私を愛したふたりの暴走族〜
「蓮といたのか?」


「あ、うん」





私たちが知り合いだと知らない遼吾は何も疑ってはいないみたいだった。





「戻るぞ」


「うん」





私の手を引っ張って歩いていく遼吾。



私は蓮のほうを振り向くことができなかった。





「蓮と何してたんだ?」


「えっ?」





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