トライアングル〜私を愛したふたりの暴走族〜
結局、その先を聞くことはできなかった。
お兄ちゃんは『なんだよ』って感じで私の顔を見ていた。
「誕生日暴走の日から美春がおかしいって遼吾が心配してたぞ」
「えっ?」
態度に出してるつもりなかったのにな…。
「暴走族の俺を目の当たりにして嫌になったのかもしれねぇって言ってた。確かに遼吾は族だけどな、お前のことは大事に思ってるぞ」
「うん……」
お兄ちゃんは『なんだよ』って感じで私の顔を見ていた。
「誕生日暴走の日から美春がおかしいって遼吾が心配してたぞ」
「えっ?」
態度に出してるつもりなかったのにな…。
「暴走族の俺を目の当たりにして嫌になったのかもしれねぇって言ってた。確かに遼吾は族だけどな、お前のことは大事に思ってるぞ」
「うん……」