トライアングル〜私を愛したふたりの暴走族〜
そう考えただけで胸が苦しくなる気がした。



蓮のことばかり考えているうちに遼吾は電話が終わったみたいで私の頭を撫でてきた。



蓮の前でそんなことしてほしくなくてうつむいてしまった。






「美春、俺急用できた。蓮、悪いけどこいつ家まで送ってやって」


「なんかあったんすか?」


「ヤマがやられた」


「相手は?」







< 165 / 280 >

この作品をシェア

pagetop