トライアングル〜私を愛したふたりの暴走族〜
「出るな!遼吾さんだろ?家に帰るまでは俺を優先させてほしい」


「……うん、分かったよ」





私は携帯の電源をオフにして鞄にしまった。



そのあと蓮の顔を見ると切なそうな表情をしていて目が離せなくなってしまった。



さっきまであんなに笑顔だったのに。



私は自然と蓮の頬へと手を伸ばしてしまった。







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