トライアングル〜私を愛したふたりの暴走族〜
「なんだ?」


「クッキー。初デートの記念に昨日の夜焼いたの。今日遼吾の家で一緒に食べようと思ったんだけどね。遼吾ってクッキーとか食べれる?」


「食べれる」


「そっか。良かった。じゃ、もらって」


「おう………ありがとうな」






遼吾は私からクッキーの袋を受けとるとバイクをふかせて帰っていった。





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