トライアングル〜私を愛したふたりの暴走族〜
家に帰ると親もお兄ちゃんもいなくてひとりで夕食を食べた。



食べてると、寂しいのか涙がポロポロと流れてきた。



私は分かってるんだ。



どうしても遼吾が埋められないものが、満たされないものがあるってことが。



それは遼吾に問題があるわけじゃなくて、私に問題があるんだ。





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