トライアングル〜私を愛したふたりの暴走族〜
子どもにそう言いながらボールを渡すと、お節介な私に笑顔でお礼を言って去っていった。






「俺……あのガキに気づいてたけど…」


「えっ?」





声の方を見たら、さっきのバイクの男が停まっていた。



制服きてるから高校生だとは思うけど、その頭はなに?!



金髪なんだけど…。



まあ、今はそんなことはどうでもいいよね。





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