トライアングル〜私を愛したふたりの暴走族〜
「ふん。それで彼氏は?」


「ダメになったんだって」





男はニヤッと笑ってきて、喜んでるようにみえた。






「じゃ、今日も俺とどっかいこうぜ」


「………うん」


「じゃ、今日は公園で話でもする?俺のこといろいろ知りたいだろ?」


「は?」


「冗談だって。菓子でもかって公園いこうぜ」






私は差し出されたヘルメットをかぶりバイクにまたがった。







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