この想いは叶わない-ノンフィクション
すごく、悲しい。
そして、悔しい。
なんで、早くに告白しなかったんだろう。
私は、その場から、動けなかった。
マ「ゆりな、ご飯だよ!」
ゆ「はあ~い!」
ママの前では、何時もどおりにしなきゃ。
親に、好き人いるなんて知られたくない。
夜、ベットに入って、すぐに、
悲しい涙。悔しい涙が溢れてきた。
私は、いつのまにか寝ていて、朝になって
いた。
多分、泣き疲れて、寝たんだと思う。
起きて、すぐに、悲しみ、悔しみが溢れて
きた。
でも、泣けなかった。
涙枯れちゃったのかな?
そっと、涙袋をさわったら、ぺっちゃんこ
になっていた。
やっぱり、涙枯れたんだ。
マ「ゆりな?起きてた?」
ゆ「うん。」
目が真っ赤に腫れていて、学校になんか行
けない。
ゆ「ママ?ぐわい悪い。」
マ「ちょっと待ってて、体温計もってくる
から。ゆりな!その目どうしたの?」
ゆ「わかんない。でも、痛くないよ?多分
ほっとけば、大丈夫だと思う。」
泣いたなんて言えない。
マ「そう。じゃあ、ちょっと待っててね。」
ママ、ごめん。仮病なんて使って。
熱はなかったんだけど、ママは、学校を休
ませてくれた。
多分、ママは気付いてたのかな?
心配かけて、ごめんね。