この想いは叶わない-ノンフィクション
酷いと思うけど、私は、これは、神様から
の、我慢したご褒美だと思った。
でも、神様は、最後まで意地悪だった。
苺唯先輩と付き合っているときは、メアド
に記念日と苺唯先輩のイニシャルが書かれ
ていた。
別れたから、アド変すると思った。
でも、
別れて、1週間が経っても、2週間が経っ
ても、アド変メールはこない。
内は、待ってられなくて、バレー部の子に
聞いた。
ゆ「ねー、辰矢先輩さぁ、アド変した?」
バ「結構前に、したよ。」
聞いた瞬間頭の中が、真っ白になった。
ゆ「そっか。わかった。」
どう、反応していいのかわからなかった。
でも、これだけは、はっきりした。
神は、意地悪だ。
でも、辰矢先輩とメールができなくても、
私は、辰矢先輩が好きだった。
今考えると、気持ち悪い。
でも、そのときは、気持ち悪いなんて考え
もしなかった。