愛の奇跡。
でも私も…もう離れたくないの。
直樹が…大好きだから。
「うん…一緒に逃げよう!のぞみ…!!」
直樹もパッと笑顔になって私の手を掴んだ。
「何処に逃げるのかね?」
ギクッとして二人で声のした方を振り向くと…奴らだった。
全身黒ずくめの…奴ら。
あっという間に囲まれてしまった。
6人…いや7人。
「鬼ごっこは終わりだ。ジョーカー一緒に来るんだ。」
直樹がギュッと私の手を握る。
私は冷静に奴らを分析した。
3人が人間で、後は殺人ロボット…か。