愛の奇跡。
一緒に…居たかったけど。
「解った、戻るよ。」
「のぞみ!?」
ありがとう、直樹。
こんな私を愛してくれて。
「のぞみ…?私はジョーカーだよ。」
できるだけ冷たい瞳で、冷酷に言って…直樹を突き放した。
「のぞみ…っダメだよ!」
必死な顔の、直樹。
ズキンと胸が痛んだ。
「黙らないと私が殺すよ?私のことは忘れて、平和に芸能人してなよ。」
冷たく言いながら、私は直樹から離れて奴らの元に向かった。
ごめんね…でも私は…君が無事だったらそれでいいの。