愛の奇跡。
素早く的確に…体が、勝手に動いた。
ガウンッ――ガウンッ――ッガウン――ッ
体が…銃の撃ち方を覚えていた。
「貴様…っジョーカーァァァァ!!」
ガウン――ッ
静かな街の外れ。
銃の音だけが、響いていた。
「はぁ…っはぁ…っは……っう……!!」
気が付いた時には、全員倒していた。
7人が倒れてて…真ん中に私だけが立っていた。
「…あ……あ……っ」
急に体が震えてきて、カチャリ…と銃が落ちた。
そして、7人倒れてる先に見えたのが…直樹だった。