愛の奇跡。


急に抱き締められて、戸惑ってしまう。


けど…すごく、安心するのは…何故…?



「あの、ありが…と。」



この時、この人がどれだけ私を大切にしてきたか…解った。



「うわぁっ…!ごめん…!!」



パッと慌てて、私の体を離す直君。


少し…顔が赤い。


そして私も…不覚にも顔が赤らんでしまってる事に気付く。



「…んーん、いいよ。」



変なんだけど。


ほんと変なんだけど。


彼の温もりが…懐かしかった。


ずっとそうして居て欲しい…なんて思ってしまった。




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