愛の奇跡。
スヤスヤと寝息をたてるのぞみに小声で囁く。
眠ってるのぞみは、本当に少女のようにあどけなくて。
天使みたい…と思ってしまう。
何時までも見ていたいけど、今日は仕事だ。
僕はのぞみを起こさないように、こっそり寝室から抜け出した。
のぞみが家に居るなんて、本当に夢みたい。
でも夢じゃないんだ。
朝からすごくハイテンションになった。
記憶を失くしてても…のぞみは、のぞみだから。
「じゃあ、行ってくるね。」
仕事に行く時間になっても、のぞみは起きなかったから、そのまま仕事に行く事にした。
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