愛の奇跡。


“当たり前でしょ!襲ったらぶん殴るよ?”



半分笑って、でも拳を握るのぞみは半分本気で、僕は絶対に手を出さないと誓った。


でもその後、電気を消した時…のぞみもなんか緊張して見えたのは気のせいかな?


でもほんと…触れたくて仕方ない。


ずっと飢えてた、のぞみの体温がすぐ傍にあると思うと…ドキドキして。


なかなか眠れなかった。


今夜も我慢できるんだろうか?


いや、我慢するんだ輝本直樹!!


のぞみと一緒に居たいから。




SIDE/のぞみ



「……ん……あれ…なお君…?」




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