愛の奇跡。


「はぁ…ほんとに変だよ…私。」



まだうるさい胸をきゅっと押さえた。


何、もしかして私…直君が気になるの!?


直君が…好きだったの!?


…あんなに犬みたいな直君を…?


私の好みと…違う気がするし…ない、よね…。


それから直君が帰ってくるまで、私は自問自答し続けた。




SIDE/直樹


今日の仕事はドラマの撮影。


朝からテンションが高くって撮影は絶好調!!



「今日調子いいね、いいことでもあった?」



スタッフさんにそう言われちゃったりなんかして。



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