愛の奇跡。


「えぇっ!?な…っなん…っなんで…っ!?何か思い出したのっ!?」



のぞみがそんな事を言うなんて、恋人だった時の事を少しでも思い出してくれたのかもしれない。


思わず興奮気味になってしまったけど。



「…だから、何も思い出してないって言ってるじゃん。」



アッサリとそう返された。



「ごめん…そうだよね。じゃあ…どうして?」



僕が…のぞみ好き好きオーラ出し過ぎてたのかな…。



「今日、ドラマ見た。」



また唐突に、思い掛けない話に拍子抜け。



「へ…っドラマ?あぁ、連ドラの…!」



< 50 / 144 >

この作品をシェア

pagetop