愛の奇跡。
名前はJ-4号。
教授からは“ジョーカー”と呼ばれた。
その名の通り、私はジョーカーだった。
他にもスパイロボットや殺人ロボットは沢山いたけど、私の力はずば抜けていた。
よくは解らないけど…犯罪組織、だと思う。
滅多に私は使われなかったけど…切り札として使われていた。
「お前…っ!?望月のぞ…っ!」
ガウン――ッ!!
感情がなくなってた私は、命令のままに容赦なく撃ち殺した。
沢山…人を、殺した。
「ねぇ、教授。みんな私を見た奴、最後に“望月のぞみ”って言うんだけど…それ、何?」