聖なる華
高価な装飾品が並ぶ廊下をただ、ひたすら歩いていると目の前にひと際豪華な扉があった。
「こちらでございます。あと、王女だけでお入りください」
「何故ですか?!」
「スイレ、いいわ。」
いつまで続くかわからない言い争いを始まる前から止める。
これは、賢い選択だと思っている。
いったん、怒ったスイレは手のつけようがないからな。
でも、この選択が大きな間違いだと気づいていたら面倒なことにはならなかった。