聖なる華
「それにしてもアンレス王は無事なのか?」
「あら?気になるんですか??」
にやにやしながら言ってくるスイレ。
「なわけないだろう?まだ死なれては困るだけだ」
そういいながらも少し顔が赤いのは秘密だ。
「レイア様、まだ寝ておられてはいかがですか?」
「いや、もう目が覚めてしまったからな。着替える」
私がそういうと直ぐにドレスを用意してくれる。
「今日は青のドレスですわ」
そう楽しそうに言うスイレに恐怖を感じるのはなぜだろうか・・・?