聖なる華



「完璧ですわ!さすがレイア様」



「つ・・・疲れた」



「何を言っているんです?今日は陛下のお見舞いに行くんですわよ?綺麗にしなくていつするんです?」



理由にはなっていると思う。



でも・・・



「理由はそれだけじゃないどろう?何をたくらんでいる?」



「フフフ、レイア様、最早お忘れではありませんよね?王妃様のいいつけを」



何か母上に言いつけられたか・・・?




「やはりお忘れですか・・・王妃様に、男の一人や二人落とせと言われたではありませんか!!」



「そんな事か・・・べつに、ここには母上はいない。実践しなくてもいいだろう?」




あ、やばい。



「そんな事ではありませんッ!!これは大切なことです!!」



なるほど。そういうことか。



「侍女仲間とでも喧嘩をしたのか」



「あら、なぜ分かってしまいましたの?」




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