聖なる華
「スイレが燃えるといったらそういうことだろうと思ったからだ。何年一緒にいると思っている?その間に何回同じ事があったと思う?」
「まぁ、でもいいですわ!何が何でも陛下はおとしてもらいますわ!これで汚名返上ですわよ!レイア様」
汚名返上?何のことだ?
「お知りになられていないのは知っていましたわ。レイア様、城内で何と御呼ばれになっていたか・・・・」
「何だ?」
「男姫ですわ!!男姫ッ!!」
男姫か・・・うん。あながち間違いではないな。
「別に間違っていないからいいだろう?」
「これは恥ですわ!レイア様、あなたは一国の王女ですわよ?黙っていればモテますのに」
なんと答えればいいことか・・・まったくもって検討がつかない。