聖なる華
それは、アンレスがルイに絞め技をくらわせている光景・・・
「何やってるんだお前ら・・・・」
「そんな可哀そうなものを見るめで見ないでください。レイア」
何、呼び捨てにしてるんだ。
「そんなことより助けて・・・ください・・・」
「レイア様、お部屋に戻りましょう」
「そうだな、うん。そうしよう」
私はスイレとルイを見捨てることにした。
なんだか、関わったらめんどくさいことになる。そう、本能が警告したから。
「悪いなルイ、私は本能には逆らわないんだ」
「なんですか!?その本能ッ!!」
「ご愁傷さまです」
スイレはなおも強く締めあげられているルイに手を合わせていた。