聖なる華




「まってくださ~い!!」



ルイの悲痛な叫び声を無視してどんどん進む。




城内に入るともうすでに侍女たちは起きていた。




「おはようございます。レイア様」



「おはよう」



アンレスにはバレたがまだ城の者にはばれていないからな。



まだお淑やかな王女を続けよう。



「レイア様、・・・お食事の用意ができました」



まぁ、気まずいだろう。



なんせ、昨日の今日だからな。



「ええ、朝餉をいただくわ」







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