聖なる華



「お供します」



いや、来なくていい。



むしろ来るな!




「いいえ、一人で大丈夫です。主役が二人も抜けるだなんていけませんわ。直ぐに戻ります」




「そうですか」



随分あっさり引いてくれた。



まぁ、私としては好都合だが。



怪しい。



私の勘が言ってるから間違いない。




まぁ、テラスに行くだなんて嘘だからいいか。




レイシンを探そう。







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