君の声が聞きたくて
運命の居残りそうじ
「 にーのーみやっ! 」
「・・はい?」
陽気でバカな俺のクラスの担任
理科担当 名前は 小林雅也
こばまさ とか こばやん とか
色々とあだ名はあるが
小林と呼ぶ奴が大半だ
「 なんすか、小林先生 」
「 二宮くん、理科ノートの提出
何日か知ってる? 」
「 ・・・5日前?」
「 おしい。1週間前だ! 」
どこがおしいんだよ。
「 でね、陽一 」
「 い、いつから陽一に・・ 」
「 提出期限過ぎてるから、
しかも1週間だから
お仕置きね 」
お仕置きっていつの時代の言葉だよ
「 罰として、居残りそうじ 」
「 ・・・はっ?! 」
「 よろしくね~んっ 」
「 ちょ、あの、え? 」
い、居残りそうじだぁ?
今日は
大好きなマンガの発売日なのに・・・
酷過ぎる。
なんで今日なんだ。
確かに、理科ノートを提出しなかった
俺が悪い。
そこは認める
けど!!
けど・・・今日はないでしょう?
・・・恨んでやる。小林・・!