幼馴染みのお隣さん





啓を見上げると、少し顔が赤らんでいた。


「…啓、照れてる?」

「ちげぇよ」

「うそ。だって顔赤いもん」

「見んな、バカ」

「…啓、カッコいいね」

「降ろすぞ、お前」


そういいながらも、顔が赤くなってる。

なんでこんなにカッコいいのに、自覚ないんだろう。


誰がどう見ても、カッコいいのに。

そーいえば、前モデルのオファーされたんだっけ?



あの時は――

『君、モデルに興味無い?』

「ない」

『じゃあお嬢ちゃんは?』

「こいつもない」

『アハハ…。しっかり者だねぇ』

「それが何? ってか何か用?」

『……じゃ、じゃあね』


……。

どんだけ口悪いの啓。


超苦笑いしてたよね? あの人。




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