幼馴染みのお隣さん
「んあぁ゛!
来るなら来い。来ないなら来るな!」
そういい、面倒臭そうに頭を掻く啓。
でもその顔は赤らんでいて、あたしまで照れてしまった。
「行く! 行くよっ!!」
そういい急いで鞄を持ち、啓の傍で歩く。
嬉しすぎてヤバいんですケド…。
鼓動の音が大きく響く。
もう聞こえてるんじゃないの?ってくらい。
「…啓」
無償に名前を呼びたくなり、ただ呼んだ。
「なに?」
「…なんでもない」
「なんだよ。気持ちわりぃ」
ねえ、啓。
あたしこんなに好きだよ。
啓の事。
大好きだよ。
どうすればいいの…?
この気持ち。