幼馴染みのお隣さん
「ゴラァ! 喜ぶのはまだ早いっ!!
気合だ気合いっ!!」
「「「うっす!」」」
か、監督さん。
凄い気合いっスね…。
にしても。
風を切りながら走る啓。
「……カッコいいなぁ…」
遂、声が漏れる。
「誰がカッコいいって?」
「うわっ!!!?」
後ろから声がし、振り返ったら、
「ゆゆゆっ、優斗先輩っ!!」
爽やかな笑顔を浮かべてる優斗先輩が居た。
「あああ、アレ? やるんですか?」
「ああ。
受験勉強だけじゃ気が重くてねぇ。
久しぶりにやろうかなって」
そういい、軽く体操をする優斗先輩。
「そっかぁ、もうスグで受験ですもんね」
「あぁ!
でもまあ、一番はこうやってみんなで汗掻いて。
笑いあってる方がいいねぇ」
そういい、笑う先輩。