【短】甘く愛して欲しいのに!
「ち、違う…!」


きっと耳まで真っ赤になってるから、反抗したって無意味だよね。


「光がかわいい顔するから、俺止まんねーよ?」


「悠希…!」


今度は首筋に悠希が唇を合わせる。


「あっ…そこはダメ!」


ゾクゾクする感じに堪えられなくて、声を出すあたし。

これ以上は、心臓が張り裂けちゃうよ…。


「光がイチャイチャしたいっつったんだろ?」


それはそうだけど、いきなりだなんて聞いてない!

あたし、どうしたらいいの!?


「光、好きだよ」


キュンッ


改めてそんなこと言われたら、もう文句言う気にもならなくなる…。

悠希はいつもズルイ!
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