もしも愛が嘘ならば
「なんで疑問系なのよ…」
わたしは睨み返しながら、そう言った。
『ん……よし。本題に入ろうか』
けれど、先生はわざとらしく話しを逸らす。
「…なに?本題って」
本当に。
先生はなにを考えているのか理解不能。
…理解さえ、したくもないのだけど。
『本題は、お前を守ることですけど?…まさか、忘れたの?』
「忘れたもなにも、守ってもらうこと昼間認めなかったでしょ?わたし」
ベットから起き上がって、カーディガンを羽織った。
『認めたってことで良いだろ』
「…嫌」
『はぁー疲れる』