同棲彼氏
だけど、真湖斗は何故か浮かない顔。



なんで!?



「何か・・・お前のそのピュアっぽいの見てるとこっちが悪いことしてる様に思えんだよ・・・」



ウソ!?



私って・・・そんなピュアに見られてる?



実は、私ってそんなにピュアでもない。



さっきのキスだって、無意識の内だ。



エッチはした事ないけど、あんなキスは何千回かした。



さっきビックリしたのは、真湖斗にこんなに心開いているんだってビックリしたから。



だから、私はピュアじゃない。



だから、「シてもいい」って言ったんだ。



何気に私ってドエロかも。



「私、ピュアじゃないよ?」

「・・・ウソだろ」

「私さ、シたことはないけど、さっきみたいなキス、何千回もした」

「・・・」



こんな事主張しちゃう私って、やっぱりドエロなんだ・・・。



軽くショック。



「ていうか、お前・・・処女だったのか・・・その歳で・・・」

「うるさいなぁ」

「・・・明日、我慢できなくなったら・・・」



え? 何?



私が不思議そうな顔をすると真湖斗は恥ずかしそうに「明日、我慢できなくなったら抱かせて」って言った。



え・・・ちょ・・・嬉しい・・・。



ヤれる事が嬉しいんじゃなくて、真湖斗に好きって言われた感があって嬉しかった・・・。
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