同棲彼氏

三日目は浮気!?

次の日--



その日は仕事があるので朝の五時に起きた。



隣に真湖斗がいない・・・。



着替えて下に降りると、真湖斗がキッチンでコーヒーを飲んでた。



真湖斗って、何時に起きてるんだろ・・・。



「おはよ」



真湖斗にそう言うと、真湖斗はこっちを見た。



昨日の今日だから、少し照れる。



「早えーな・・・」

「だって仕事行く日だもん。遅刻できないよ」

「お前っていっつも寝坊して遅刻してんのかと思った・・・」

「私、仕事には忠実なんだから」



真湖斗はため息をついた。



「休日も早く起きろよなぁ・・・」



真湖斗はそう言ってキッチンを指差した。



「なんか作れ」



無理です・・・。昨日と同じになっちゃうよ・・・?



それに、昨日真湖斗に夜ご飯作ってもらってわかったんだけど、真湖斗の方が料理上手じゃん・・・。



「真湖斗の方が上手だったよ?だから真湖斗が作って」

「いや、昨日の優美の、美味(うま)かった」



噓つけ・・・。味付け失敗したもん・・・。



だけど、やっぱり真湖斗には逆らえないみたいで。



「作ればいいんでしょ、作れば」



真湖斗はそれを聞くと笑顔になった。



・・・この笑顔のためなら、何でもやってやろうという気になっちゃう・・・。
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