同棲彼氏
「私、帰る」
私は方向転換。



「何?彼氏とか居んの?」
真湖斗はニヤニヤ。



挑発してるわけ!?私が彼氏居ないことバカにしてんの!?



怒りが頂点にきた私は真湖斗の頬を思いっきり平手打ち。



このときのあたしは既に彼の服を汚したことは忘れていた。



「いってぇーな・・・」



真湖斗は呟くと、私の腕をつかんで無理矢理部屋に押し込んだ。



「何!?レイプ!?」



真湖斗は舌打ちすると、



「一人でこんな暗い夜に帰んのはさすがに危ねーだろ!」



って言った。



「何!?心配してくれてんの?」



私は真湖斗をジロリと睨む。



「何にもしねぇーから、とりあえず今日はここに居ろ」



真湖斗はそれだけ言うと、バスルームに消えた。



私はため息をついて、部屋についていた冷蔵庫からコーラを一本取ると、テレビを付けた。



時刻を見ると、十二時半。



確かに遅いわ…。



でも私だって社会人ですがね?



確かに童顔だけど、どれだけ幼く見られてんだか…。



バスルームから真湖斗が出てきた。
< 3 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop