同棲彼氏
私ははりきって仕事をした。



これから残された時間の中で、精一杯仕事をしよう。



だけど、失敗ばっかり・・・。



バカだね、私。



仕事が終わり、遅番の人は別として、送別会をやる事になった。



「あたしも行きたかった・・・」



後輩のナナちゃんが寂しげに言う。



「まぁ・・・遅番だし。今度プライベートで行こう! 私も代わりが見つかるまではいるしね?」

「本当ですか!? これ、あたしのケー番です」



そう言って渡されたアドレス。



私もアドレスを渡した。



「じゃあ行くね!」



そして、送別会の会場の居酒屋。



・・・居酒屋・・・居酒屋!?



「私、お酒飲めないです・・・」

「えっ!うそ!予約しちゃった・・・」

「まぁ・・・頑張ります」

「ごめんね・・・」



飲んでやろうじゃないか!



とりあえず、私は真湖斗に電話。



ガチャッ



「真湖斗ー?私、優美~。今日送別会して帰るから遅くなるかも~!」

<わかったー。どこ、送別会の場所>

「えーっと、『居酒屋 のっぽちゃん』かな~」

<じゃあ終わったら迎えに行く>

「ありがとー」



「じゃあそこの個室入ってー!」



先輩が私たちを指示する。



私たちはぞろぞろと『のっぽちゃん』の大きな個室に入った。
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