同棲彼氏
あぁ・・・遅めの起床をしてしまった・・・。



俺――真湖斗は朝起きてため息をついた。



昨日は、ケンカしたこともそうだけど、どっかのテレビ局に「テレビに出ないか」って電話が来た。



それに悩んで寝れなかった。



優美は何て思うかな・・・。



でも、それを聞く前にまずは仲直りしなきゃだ。



俺はリビングに降りた。



すると、優美がすごく普通に接してくれた。



だから、俺も普通に接してしまって・・・。



でも、ちゃんと仲直りしないとダメなんだ、って事で優美と仲直りした。



そして、いよいよテレビの事を優美に話す。



「あのさ、優美・・・」



俺がそう言うと優美の表情は一瞬強張って見えた。



「別れ話・・・?」

「はぁ?」

「だって、昨日ケンカしたし・・・」



優美・・・お前の頭は・・・想像力豊かだな・・・。



「全然別れ話じゃないんですけど」

「あ、それなら良かった。で、何?」

「俺、テレビ出るかも・・・」

「えっ!テレビ!?何で!?」



すげー驚いてる・・・。



「何か、俺一応・・・有名人?だからかなー・・・」
< 61 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop