同棲彼氏
「じゃあ行くぞ」
真湖斗はそう言うと私の手を引いた。
手、繋いじゃってる・・・。
しかも、温かい。
私は、数年前の彼氏の手の温かさを思い出した。
実際は、彼氏の手は温かくなかった。
だけど、彼氏が好きだから温かく感じたんだ。
「ついたぞ」
遊園地に着いた。真湖斗は嬉しそうにしていた。
遊園地に行きたいの、真湖斗なんじゃん・・・。
「何?」
真湖斗は、ジロリと睨む私を、不思議そうに見ている。
「あのさ、真湖斗はなんで昨日あたしをホテルに泊めたの?」
「…一目惚れ」
「は?」
「お前に一目惚れした。こんなん始めてだし…。俺もなんで泊めたのかわからん)
真湖斗のそのことばに身体中がカッと熱くなった。
何言ってるの、この人は…。
そして真湖斗は優しく笑った。
そんな笑顔見せられたら、恨むにも恨めないよ・・・。
私の気持ちもよそに、真湖斗はウキウキした様な目で遊園地内のマップを見ていた。
「ココ行こうぜ」
真湖斗はマップの中のジェットコースター乗り場を指差した。
「嫌、行きたくない」
私は即答。ジェットコースターとかの絶叫系、苦手だもん・・・。
「いや行こう」
真湖斗は諦めずに誘う。
あぁっ、もう!
「分かった・・・」
そんな笑顔見せられたらこっちが悪いみたいに思っちゃうじゃん・・・。
でも、やっぱりジェットコースターは嫌い。
怖いもん。
「やっぱり無理・・・」
ジェットコースター乗り場の並ぶ場所で、「キャー」という悲鳴を聞くだけでそんな事言った私。
真湖斗はそう言うと私の手を引いた。
手、繋いじゃってる・・・。
しかも、温かい。
私は、数年前の彼氏の手の温かさを思い出した。
実際は、彼氏の手は温かくなかった。
だけど、彼氏が好きだから温かく感じたんだ。
「ついたぞ」
遊園地に着いた。真湖斗は嬉しそうにしていた。
遊園地に行きたいの、真湖斗なんじゃん・・・。
「何?」
真湖斗は、ジロリと睨む私を、不思議そうに見ている。
「あのさ、真湖斗はなんで昨日あたしをホテルに泊めたの?」
「…一目惚れ」
「は?」
「お前に一目惚れした。こんなん始めてだし…。俺もなんで泊めたのかわからん)
真湖斗のそのことばに身体中がカッと熱くなった。
何言ってるの、この人は…。
そして真湖斗は優しく笑った。
そんな笑顔見せられたら、恨むにも恨めないよ・・・。
私の気持ちもよそに、真湖斗はウキウキした様な目で遊園地内のマップを見ていた。
「ココ行こうぜ」
真湖斗はマップの中のジェットコースター乗り場を指差した。
「嫌、行きたくない」
私は即答。ジェットコースターとかの絶叫系、苦手だもん・・・。
「いや行こう」
真湖斗は諦めずに誘う。
あぁっ、もう!
「分かった・・・」
そんな笑顔見せられたらこっちが悪いみたいに思っちゃうじゃん・・・。
でも、やっぱりジェットコースターは嫌い。
怖いもん。
「やっぱり無理・・・」
ジェットコースター乗り場の並ぶ場所で、「キャー」という悲鳴を聞くだけでそんな事言った私。