同棲彼氏
「こないだ、別の番組で一緒だったんです。それで、結構仲良くなったのでMakotoさんにしたんですよー。アドレスもGETしちゃいました♪」

「そうなんだ!良かったねー。まさか付き合ってたり・・・?」

「えへへー。どうでしょうね?」



はぁ!?『どうでしょうね?』って何!



ハッキリ『違います』って言いなさいよ!



真湖斗と付き合ってるのは私なんだよ!?



「癒鶴さん、『どうでしょうね?』じゃなくて、違いますから!」

「はははっ!それは照れ隠しですか?それともマスコミにバレちゃマズイ系ですか?」



司会者がそう言ったら癒鶴が割り込んできた。



「バレちゃマズイ系でーっす。だからカットしてくださいね、ここ」



癒鶴!真湖斗がせっかく誤解を解こうとしてるのに何よ!



もうイライラが治まんない!



「本当に違いますってー!彼女があそこに居ますよ」



真湖斗!あんたナイス!



もうこの際カメラが恥ずかしいとかじゃないし!



「真・・・Makotoの彼女です♪ 癒鶴さーん、『マスコミにバレちゃマズイ系』じゃないですよー!『照れ隠し』でもないです!」

「そうそう!俺、あの彼女にベタ惚れなんでー♪」

「じゃあ、癒鶴ちゃんとは浮気?」

「いやいやいや!何でそうなるんですか!俺、彼女一筋なんで!」



本当だよ!



「ははは。じゃあ早速最初のVTR見ましょう!」



司会者さんのその言葉で一旦カメラが止まった。



「じゃあイス出すのでそれに座ってください」



ADさんの言葉でスタッフさんが白くて丸いイスを出した。



バーカウンターとかにありそうな、背の高いイスだ。



そして、人数分イスを出して、真湖斗達は座る。・・・やっぱり真湖斗の隣は癒鶴。



かなり嫉妬です!
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