同棲彼氏
「癒鶴・・・本っ当に許せない。あたし、復讐するから」

「復讐って・・・しなくていいよ。俺は、優美に復讐なんかする奴になって欲しくない」

「でも・・・」

「だったらさ・・・」



真湖斗が言ったすばらしいアイディア。



でも・・・



「恥ずかしいっ」

「いいじゃん。聞かせてやろうよ」



真湖斗が考えたのは・・・



仲直りエッチの声を癒鶴に聞かせること。



あともう一個あるらしいけど、それは当日までの楽しみらしい。



「じゃあ・・・電話するね?」



私はそう言って癒鶴に電話した。



三回目のコールで鳴る電話。



<は!?何で優美さんから電話かけてくるんですか?何の用です?真湖斗さんと別れました?>

「別れてないし。あたしらずっとラブラブだし。じゃあ、ま、真湖斗に代わる~」

「もしもーし」

<真湖斗さん!?ずっと声聞きたかったです~>

「あっそ。俺は聞きたくなかった。まぁ、ちょっと待ってな?」



私達は・・・その・・・仲直りエッチの声を・・・癒鶴に聞かせた。



すっごい卑猥な声だったけど、癒鶴が真湖斗の事諦めてくれるんだったら羞恥心なんか捨ててしまえる。



<・・・>



私達の仲直りエッチの声、ちゃんと聞いた?癒鶴ちゃん。



だけど癒鶴はその声を聞いてしばらくして何も言わずにすぐ電話を切った。
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