汚レ唄
「別に……た、いした事……話してないし。それに、クラスメートなら世間話くらいするだろーが」
と言ったところで更に首を絞める力が強くなった。
「俺は!!その世間話すらしたことねーんだよ!!」
なんて……
「不憫な奴……」
「なんだとぉ!!!」
その後、友人にドロップキックを食らい、俺の背中には奴の足跡がくっきりとついてとれなくなった。
友人の怨念。
「男の嫉妬も醜いものよの〜」
なんて言葉は友人には聞こえないくらい小さな声で呟いた。