汚レ唄
「時間、早いけど歌いに行くか」
最近、歌を歌っていると足を止めて聞いてくれる人が増えた。
昔、助けてくれたお姉さんもいれば、仕事帰りのサラリーマンも聞いてくれる。
『1度、歌を聴きながら通り過ぎたんだけど、次の日から頭から離れなくなって君の歌を聴かなくちゃ気持ち悪くなる』
と言われたこともある。
本当に少しずつだけど、私の歌が認められてきてる。
歌うことは生きること。
私にとって歌はそんな存在なんだ。
専門的な知識を身につけて、音楽を極めたいだけなのに、なんでダメなんだろう。