汚レ唄
専門学校通ってみて、その間に俺自身がやりたいと思えるものがみつかったら、辞めて違う道だって選べると思うし、今年の進路で全て決まるわけではないと思う。
だから麻緋のせいでもなんでもない。
ただ、麻緋は気付いていないんだ。
麻緋のように夢とか希望をもって生きてる奴もいれば、そうでもない人種がいるってことに。
夢とかあって当たり前じゃないんだ。
そう思うと、変に弁解すんのもバカらしい気がして、なにか考え込んでるだろうなとは思ったけど放っておいたら、麻緋がキレた。
「蒼は、やりたいことないの?!」