ヒミツの恋の方程式
こんな奴だけど、ちょっとは信用してたのに。


まさか、本当に変態だったとは!


この鬼畜やろ―っ!!


怒りに肩を震わせ、2本の足にしっかりと力をこめて立ち上がって、こんな奴には蹴りを喰らわせてやるっ!!


ガッ!と、勢いよく振りだした足を、


「おっ。
プレイの開始か?
ノリノリだな」


黒あくまはいとも簡単に受け止め、


「でも、生憎。
それは俺の担当なんだな」


余裕綽々といった様子で、あたしをトン!っと膝の上に乗せた。

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